​滑川みざ/なめかわみさ/MisaNamekawa
循 環

以前小豆島に来た時に、はるばるイタリアから移植されたオリーブの老木を見に行った。オリーブは上へ上へとすくすく育つ幹ではなく根元から横へうねりながら広がるように枝を張っていく。細長く白っぽい葉は樹全体の印象を淡くぼんやりと見せる。実を結実させるには、違った種類の二種類のオリーブの木を畑に植える必要があるそうだ。同族だけでは実を結ばないらしい。

日本に自然に自生する樹木とは少し異なった特徴を持つオリーブが、日本で最初に根付いた地が唯一小豆島だった。そのオリーブの白っぽい広がりのせいか、小豆島に対して持った印象は植物的だということだった。

自然はうまく循環して継続していく。オリーブは海外から日本の小豆島にきて、うまくそのサイクルの中に溶け込んでいった。そんな空気を吸いながらこの作品を作った。

 

材料:透明ビニールチューブ、食紅の水溶液、ビデオ、他

協力:中部ビニール工業株式会社、株式会社室内高所、石井岩男氏

HP2.jpg
HP.jpg
HP4.jpg
276663890_663496991398421_667629604982742432_n.jpg

制作中の様子